そもそも新築分譲マンションの営業の「販売協力」とは?
不動産市場の競争が激化する中、新築分譲マンションの営業に必要なスキルとマインドセット。
このブログでは、営業に必要なスキルや成功の秘訣について解説します。
新築分譲マンション営業(販売協力):これから求められる仕事とは?
ただこの仕事は2024年ごろから激減する可能性があります。
どこの会社も土地の仕入れが明らかに激減しています。
販売するマンションの数は高確率で減少します。
そうなると各大手デベロッパーも販売協力の業者にお願いする必要がないです。
新築分譲マンション販売協力の営業で即戦力になれるように、私の経験した全てを語ります。Vo.4
不動産の営業と言いましても、職種により営業の仕事内容が大きく異なります。私の経験した職種はこちらです。
今回は、「新築マンション販売協力」営業の仕事です。
新築分譲マンションの販売協力とは
そもそも新築分譲マンションの販売協力とは何でしょうか。
まずマンションの販売協力会社というものが存在します。営業しかしていない会社です。
簡単に言うと、販売協力会社がディベロッパー大手が販売するマンションの販売のみを協力します。
よくある新築分譲マンションのマンションギャラリーに入って、普通に営業します。
大手ディベロッパーの名刺をきって営業しますので、外から見ると大手ディベロッパーの社員に見えます。
大手ディベロッパーの総合職の社員と一緒に営業しますので、結構勉強になります。
やはり大手ディベロッパーの社員は頭良いです。
新築分譲マンションの販売協力とは
まず結論ですが、新築分譲マンション販売協力の営業のハードルは低い方だと感じました。
その理由は、大手ディベロッパーが開発、企画するマンションなので、ブランド力もありめちゃくちゃ売りやすいです。
では仕事内容ですが、順番に説明します。
販売前、準備の段階から入ります。
勤務先は販売するマンションのマンションギャラリーです。
マンションギャラリーが完成していない場合はサテライトオフィスに入る場合もあります。
「販売準備」
↓
「プレオープン」
↓
「グランドオープン」
↓
「要望書受付」
↓
「申込書受付」
↓
「契約」
【販売準備】
①アプローチブックを手分けして作成します。
※お客様に分かり易く説明する資料のこと
②物件説明会があります。
※この説明会で販売する物件の説明を受けれるので安心です。
③資料請求者への資料発送
※用意してくれているものを送るだけ。
④マンションギャラリーの導線確認。
※どこで何を何分使って説明するのかを確認します。
⑤トークスクリプト作成。
※大手ディベロッパーから話す内容(カンペ)をもらいます。
【プレオープン】
資料請求者にプレオープンの案内を送ります。
完全予約制で案内します。
AからSクラスの立地の物件はすぐに予約が埋まります。
予約が埋まりきらなければ、TELフォローして予約をとります。
※ここではまだ価格は未公開です。
階層によって、何千万台円台(4,000万円台)という予定価格を表記をする場合もあります。
プレオープンでは、価格以外ほぼグランドオープンと同じ内容で案内します。
①お席に通して今日の流れと、物件の特徴を説明する。(前説)
②シアタールームで動画見る。
③建物模型で説明する。
④モデルルーム見て説明する。
2パターン用意している。
73㎡くらいと90㎡くらい
73㎡のモデルは標準に近い3LDKで縦リビングが良い。
90㎡のモデルはオプションもりもりで4LDKを2LDKに変更している。
⑤お席に戻ってきて説明(クロージング)
価格表を説明。
価格表見ながら前建(前に重なる建物の高さ)を念の為説明しておく。
要望書をもって帰っていただく。
メニュープランも持って帰っていただく。
★プレオープンの意味合い
予定価格を出して反応を見る。
サブアンケートを取得して、購買意欲を確認する。
※何が魅力と思っているのか、何がネックになるのかをサブアンケートで確認する。
(是非購入したい・購入を検討する・検討をしない)にチェックしてもらう。
マンションは期分けで販売するので第一期でどこを販売するのかは未定です。
ただあなたの希望する住戸は優先的に販売します。(販売しない場合もあります)といって
何階から何階のどこの住戸を検討しているのかを記入してもらう。
グランドオープンに誘致。その場でアポ取る
※来るメリットをお伝えします。
・グランドオープン初日に予約することができます。
・販売価格をいち早くお知らせします。
・第一期でどこの住戸を販売するのかお伝えします。
・先に要望を入れることで抽選になりにくくなる。
【グランドオープン】
価格表が具体的な価格表になっている。
要望書を取得し始める。
※予告広告の状態で、登録抽選方式ですので、要望書を取得する。
希望住戸がかさなったら抽選になる。
営業側からすると、いかに抽選にならずに住戸を誘導できるかがポイント。
営業側からすると、1住戸に1つの申込みで十分なのです。
これがけっこう難しい。抽選になるとお客様も購入できる確率が減りますし、営業マンも成績が一つ減る可能性があります。
抽選になるほどのマンションを購入できる確率を上げてあげましょう。
新築分譲マンション販売協力の仕事の魅力、大変なところ
魅力の一つとして人脈がつくれるというところ。
大手ディベロッパーの優秀な総合職とのパイプができるのも大きな魅力の一つです。
販売協力として、多数の不動産ディベロッパーと共にお仕事しますので、様々な販売方法、システムを勉強することができますので、今後のビジネスにおいて間違いなくプラスになります。
新築分譲マンション販売協力の給与、年収
ディベロッパーにもよりますが、大手不動産デベロッパーの場合は、歩合はなく固定給がほとんどです。
月給40万円ほどで、ボーナス無しというくらいでしょうか。
大手ディベロッパーから販売協力会社へ、まあまあな金額が入り販売会社から給与として40万円ほど振り込まれます。
ある程度売れて、デベロッパーからの信用をとれれば給与も増えます。
新築分譲マンション販売協力に必要な資格
特に資格は必要ありません。
もちろん宅地建物取引主任士はもっておいた方が良いです。
新築マンションの場合、重要事項説明書も合同で行いますので安心です。
合同でなくても基本的にディベロッパーの営業、もしくはほかの部署の人間が行います。
新築分譲マンション販売協力の勤務時間、残業、休暇
新築分譲マンション販売協力の勤務時間、休暇ですが、配属されている大手ディベロッパーに準じます。
大手ディベロッパーは営業部もしっかり休みをとります。
夏季休暇(お盆)も2週間くらいありました。
冬期休暇(年末年始)20日間くらい休めます。
大手ディべロッパーは残業もほぼありません。
平日は基本18時ピタで帰ってました。
プライベートもしっかり充実。最高です。
余談
余談ではございますが、人気のあるマンションのあるある言います。
人気があるので販売することはイージーですが、問題は要望がかさなって抽選になってしまうことです。
抽選になってしまうと、、、結構怒られます。文句言われます。
ようは1住戸に1申込みだけで良いからです。
抽選になって外れてしまったら、その営業マンの成績が一つ落ちてしまいます。抽選になって良いことは一つもありません。
贅沢な悩みではありますが、営業してて売る事よりもいかに抽選にならないように誘導するかがめちゃくちゃ大事です。
この誘導ができなければ、やっていくことは難しいです。
あとは、マンションギャラリーで働く際に、受付さんを派遣で雇います。
受付さんだけあって結構美人さんです。
頑張りましょう!!
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